経営コンサルタント視点の映画感想文#2「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」
- saccontnk
- 2023年3月29日
- 読了時間: 3分
介護業界のBCPについての記事の前に。
映画感想文を。
ネタバレはありません。
子供と、「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」を見に行きました。
非常に深いというか、考えました。
「自分」というものをきちんと知らないといけないということです。
何が幸せか?ということにもなりますが、
まずはしっかりと自分を認識しましょうよ、ということが大きな柱だったかと思います。
自分の強み(長所)、自分の弱み(短所)があるから、「自分」なんだと。
それにより、相手から言われるがままではなく、きちんと相手と握手をして、対等な形で、そして笑っていくという、大切なことが描かれていたのかなと。
現在、金融面、政治面、多くのところで色々なことが生じています
いつ何が起こるかはわかりません。
そのような時、きちんと「自己分析」、会社であれば「自社分析」が大切なんだと感じています。
不確実性が多く存在している昨今、自分、会社の基礎を守っていかないといけません。
特に会社であれば、自社の「基礎=当たり前な部分=強み」をお客様は選んでくれていたところがあります。
特に自社の基礎を意識しないといけない場面が、「事業承継」であると思います。
社長が急にいなくなるということは、取引先が頼りにしていた「会社の顔」がいなくなることに等しい場合が多くあります。
当然、担当者同士が窓口ではありますが、社長が築き上げてきたもの、それに取引先はついてきてくれているケースが往々にしてあります。
社長こそ、会社の基礎なのかもしれません。
でもその基礎が急に無くなってしまったらどうすればよいか?
会社の基礎に対して振り向いてくれている取引先が、急に離れてしまう可能性もあります。
なので自社分析により、基礎を意識しないといけません。
事業承継を考えるということは、広義の意味でのBCPです。
また、基礎をきちんと理解することにより、自社が新しいビジネスを構築する時に、何ができるか?ということを考える「フレーム」になります。
経営革新計画を例にとると、なぜ、自社がその事業をやるのか?その理由は何なのか?
自社の基礎=当たり前=強みがベースとなるからこそ、自社が新しい事業を行うことができるのです。
自社分析は、攻めの戦略から守りの戦略までを一本の線にする、一つの中心点です。
個人についても、同様です。
会社も個人も同じ考え方ができると思います。
自社も自分も、まず「自社というもの、自分というもの」を知っておかないといけないと思います。
そこから、できること、できないこと、得意なこと、不得意なこと、自慢できること、自慢できないことなど分けていき、自社や自分が進むべき道を選択できるのかなと考えます。
惰性で生きることは誰でもできます。
しかし、不確実性の多い時代に入った今、信じるのは自分自身なのかと思います。
そのために、自社分析、自己分析が必要であると感じる今日この頃です。
コメント