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三匹の子豚と孫子の兵法の共通点、そして経営との関係について

5 日前
読了時間: 5分

「三匹の子豚」の話をご存じでしょうか。


藁の家を建てた豚。

木の家を建てた豚。

そして、時間をかけてレンガの家を建てた豚。


狼がやってきたとき、どうなったか。

ご存じの通りです。


私は最近、自然災害が続いている現状を見て、

BCPの大切さについて改めて考えておりました。


元々BCPのお話をする時、孫子の兵法・形篇で論じていました。

子供が読んでいる本に「三匹の子豚」があり、久しぶりに読みました。


「これって、孫子の兵法と同じことを言っているのでは?」

と思いました。

「勝つ」より先に、「負けない状態」をつくる

孫子の兵法・形篇には、

「先ず不可勝を為して、以て敵の可勝を待つ」

という有名な考え方があります。


簡単に言えば、

まず、自分が負けない状態をつくる。

そのうえで、相手に勝てる機会を待つ。

三匹の子豚も、まさに同じではないでしょうか。

狼が来てから、

「どうやって戦おう?」

と考えるのではない。

狼が来る前に、簡単には壊されない家をつくっておく。


つまり、

戦う前の準備が、結果を左右する。



これは経営にも、そのまま当てはまる


会社経営でも、

「売上をどう伸ばそう?」

「新しい商品をどう売ろう?」

「競合にどう勝とう?」

と、つい「攻め」のことを考えます。


もちろん、それも大切です。

私もそれを考えます。

なので、決してその行為を否定するつもりはありません。


でも、その前に、または同時に、

「この会社は、何が起きても簡単には倒れないのか?」

を考えておく必要があるのではないでしょうか。


人が突然辞めたら?

主要な設備が止まったら?

取引先からの注文が急に減ったら?

災害が起きたら?

経営者自身が仕事を続けられなくなったら?

そのときに会社が立っていられるのか。

考えていた「攻め」もできなくなってしまう。


これは「何が起きても簡単に倒れないか?」を考えること、

これがまさに、

「レンガの家をつくる」

ということなのだと思います。


だから、私はBCPも同じだと考えています


BCPというと、

「災害が起きたときに、どうやって中核事業を早期復旧させるか」

というイメージが強いと思います。

もちろん、それは重要です。

一丁目一番地でしょう。


しかし、私はBCPの本質は、

「何かが起きても、簡単には倒れない会社を、何も起きていないときにつくっておくこと」

と考えます。


つまり、

狼が来てから考えるのではなく、狼が来る前にレンガの家をつくる。

これがBCPの一つの考え方だと思っています。


「守り」は時間かかるし難しい。そして起きてからじゃないとわからない


ここまでは、

「守り」の話です。

BCPというものは専門的過ぎてとりかかりにくい。

また、時間がかかるので、面倒。

なにより、実際にその状況になってみないと、

本当に何が起こるのかは分かりません。


私自身、BCPを作れば100%機能するとは思っていません。

想定外のことは、必ず起こります。

「起きてからじゃないと分からない」

それは、その通りです。

ただ、私はそこに同意しながらも、一部否定したいと思っています。


100%機能させるのは難しい。

しかし、有事の際は平時よりも「やるべきこと」が増えます。

一つ一つ「その時」考えていたら

時間がかかります。


また、職員が集まれない時

諦めますか?


資材が手に入らない時

諦めますか?


お客様に迷惑をかけたり、困る人が大勢出てくる。

そのリスクを少しでも減らすのがBCP。

うまく使えば、30%でも50%でも、100%ではないにしても、0ではない。

むしろきちんとできていれば、信頼の向上に繋がると考えます。


そして私は、BCPにはもう一つの可能性があると思っています。

それは、

「守るためにつくったものを、『攻め』に使うこと。」

です。


BCPを策定する過程では、会社の仕事や仕組みについて、かなり細かいところまで見ていくことになります。


すると、

事業の脆弱性、弱点が見えてくることがあります。

そして、そこから生まれるものを、私はBCPの「副産物」と考えています。

詳しい話は、ここではあえて書きません。

なぜなら、

会社によって、その「副産物」は違うからです。

それぞれ違う「副産物」を活用して、「攻め」のための武器とするのです。


もう一度、三匹の子豚に戻ります



レンガの家には、煙突があります。

狼は、

「家の中に入れないなら、煙突から入ってやろう」

と考えます。

ところが豚は、その煙突を利用して狼を撃退します。

ここを、私は面白いと思います。

レンガの家は、ただ「守るための家」ではなかった。

その構造そのものを使って、

攻めてきた狼に対抗することができた。


これを経営に置き換えたら、どうでしょうか。

守るために整えたものが、攻めるための武器になる。

BCPにも、そんな可能性があると思っています。


BCPは、

「もしものときのための保険」

だけではない。

会社を見つめ直し、

会社を強くし、

そして、その過程で見つかったものを、

平時の経営にも活かしていく。

私は、そんなBCPがあってもいいと思っています。


では、

「BCPの副産物」って、具体的に何なのか?

「副産物」を「攻め」に使うとはどういうことなのか?


もし興味を持たれた方がいらっしゃれば、

ご相談ください。


三匹の子豚の話から始まって、

最後には、

「なるほど。だからBCPなのか」

と思っていただけるかもしれません。


あなたは、藁の家をつくりますか?

木の家をつくりますか?

それとも、レンガの家をつくりますか?



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